細胞治療における安全性への取り組みについて
2025年9月2日
先般、再生医療等安全性確保法に基づいて再生医療を提供していた東京都内の診療所(以下「当該診療所」)において、患者様1名が慢性疼痛に対する自己脂肪由来幹細胞による治療の投与中に死亡するという事案(以下「本事案」)が発生しました。亡くなられた患者様とご遺族の方々に、心よりお悔やみ申し上げます。
本事案を受け、2025年8月29日、当該診療所において関連する再生医療の提供および、特定細胞加工物等製造施設における特定細胞加工物等の製造について、一時停止等の命令が発出されました。なお、本事案については複数の報道機関により報道されています。
本事案において弊社は一切の関係はなく、弊社グループの特定細胞加工物等製造施設に対して特定細胞加工物等の製造の一時停止等の命令は受けておりません。
本事案を受けて、弊社内にて品質および安全性に関するリスクを改めて評価した結果、間葉系幹細胞の培養受託サービスの継続に問題はないと判断いたしました。引き続き、安全性を最優先とした体制でサービスをご提供してまいります。
弊社は再生医療等安全性確保法に基づき、認可を受けた施設で培養受託サービスを提供しております。今後も患者様の安全を最優先に確保し、信頼いただける体制で再生医療等の提供に努めてまいります。